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フラと音楽
 フラは、その構成要素としてカヒコにしてもアウアナにしても無くてはならない『歌』があります。
この歌を「メレ」といいます。メレは、「詩的形式の物すべて」を意味しますが、ハワイでは古来より詩はリズムもしくは音楽とともにあります。単純な韻律から打楽器によるリズム、ウクレレなどの楽器、フルコーラスのバックバンドにいたるまで、詩と歌は一体です。

 昔のハワイでは、歌や音楽はすべて男性によるものでした。そして、踊る以前に最初に覚えなければならないのが歌や祈りの言葉であり、フラにおいて、もっとも基本であるとされています。
 *ワンポイント
 ジョージ・ナオペ氏は3歳からフラを学んだそうですが、12歳になるまで9年間、チャンティングだけを繰り返し学んだそうです。それだけ、詩が重要であり、歌唱法を身につけることでフラを理解し、踊りに結びつけられるのだと言えます。

 「メレ」は、大きく分けてメレ・オリメレ・フラに分類されます。メレ・オリは踊りも、楽器の演奏も伴わない物を指します。一方、メレ・フラは踊りを伴うものです。カヒコでもアウアナでも踊るときの歌がメレ・フラです。
メレ・オリは、ハワイの人々の生活において様々な場面で詠われてきました。踊りとともに常に歌があります。
これらのハワイの詩の中には、特定の実在する人を称える歌も多数あり、それらは総称してメレ・イノアと呼ばれます。
ハワイの人々の詩的センスはかなり高度で、即興で詩を作り詠う才能は素晴らしいものだそうです。
形式としては、かなり短く一息で歌いきれるくらいの長さが基本だそうです。

 オリの中でも、もっとも重要で、伝えられている数も多いのが「神への祈り」です。これらのオリは特に「メレ・プレ」と呼ばれ魔よけ・厄よけの祈り、神への感謝、清めを求める祈りなどその内容は多岐にわたります。
 カヒコに用いられるメレ・フラやオリは、古来口承で伝えられ、録音などは御法度とされてきました。元々ハワイ語自体が文字を持たない言葉だったため、キリスト教の弾圧によって多くのメレが失われてしまいます。

 ハワイの神話や伝説を描いたカヒコのメレは、打楽器のリズムやコーラスに合わせて語られることが多く、歌い手は詩やリズムにあった歌唱法を採用し、踊り手は詩や音楽に合ったモーションを取り入れます。歌い手と踊り手の間に調和が生まれて初めてカヒコの踊りは成り立ちます。

パフ・フラ
音楽に伴奏がつく場合、リズム楽器が基本となります。カヒコではチャントの伴奏用に色々な打楽器が使用されますが、中でも代表的なのが『パフ・フラ』というドラムです。
パフ・フラは、椰子の木を切り出し、彫刻を施し、鮫の皮を張ったものです。
『モイケハ』という神にまつわる伝説によると、パフ・フラとカーエケエケと呼ばれる長い竹の撥(ばち)は、ラアという首長がカヒキ(現在のタヒチ?)からハワイに持ち込んだ物とされています。
そのほかに腕に抱えるひょうたん型のイプやイプヘケ、ノーズフルートなど、独特な楽器が存在します。
踊り手はメレの知識だけでなく、音楽的感性も求められます。 また、カヒコで使用される楽器はどれも神々が与えた魂が宿るとされ、壊すとその魂が逃げてしまうと考えられているため、これらの楽器を扱う人は誰もが大切に扱うといいます。

メレの種類
 「メレ」は対象や内容に応じていくつかの種類に分かれます。
 ”mele inoa”は人物について踊り、”mele ipo”は愛する人に捧げられました。

  ハワイ語 読み方 日本語訳
 

āina

アーイナ

島々の歌

 


 

ho'i

ホ イ

歌い手が退場するときの歌

 


 

ho'oipoipo

ホ オ イポイポ

恋愛の歌

 


 

hula

フラ

踊りの歌

 


 

inoa

イノア

人物の歌

 


 

ipo

イポ

愛する者への歌

 


 

ka'i

カ イ

歌い手が入場する前に歌う歌

 


 

kuahu

クアフ

ハーラウ・フラの祭壇前で歌う歌

 


 

kūō

クーオー

祈り、歓びの歌

 


 

kanikau

カニカウ

追悼歌

 


 

ma'i

マ イ

猥歌

 


 

pāani

パー アニ

祈りの歌

 


 

wahi pana

ワヒ パナ

土地の歌

 



メレの歌い方
 「メレ」の歌い方(表現方法)にも種類があります。
 ”mele 'ai ha'a”は力強く、”mele 'oli'oli”は楽しげに歌われます。

  ハワイ語 読み方 日本語訳
 

'aiha'a

アイ ハ ア

力強く

 


 

ho'āeāe

ホ アーエアーエ

情愛をこめて

 


 

ho'oipoipo

ホ オ イポイポ

ロマンティックに

 


 

ho'olaha

ホ オラハ

言い放つように

 


 

ho'onānā

ホ オナーナー

なだめるように

 


 

kānaenae

カーナエナエ

祈るように

 


 

kūō

クーオー

激しく

 


 

oli'oli

オリ オリ

楽しげに

 



カヒコにしても、アウアナにしても詩に込められた言葉を躍りで表現することに違いはありませんが、音楽としての観点から見るとその形式は大きく異なります。
フラ・アウアナの音楽は、ウクレレやギターなどの弦楽器、または複数の現代楽器が加わり踊りと同様に自由度が高いものです。これらの伴奏を伴って踊られるアウアナが誕生したのは、カラカウア王時代です。

 チャントやオリが収録されたCDを一部紹介します。コチラをご覧ください。収録楽曲も掲載してみました。

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デイビッド・カラカウア王(David Laamea Kamanakapuu Mahinulani Naloiaehuokalani Lumialani Kalakaua )は作詞・作曲もするなど、妹のリリウオカラニ(ハワイ王朝最後の女王)と並びハワイの歴史に残る音楽家でもあります。在位2年目にハワイ王国の国歌として 「Hawai'i Pono'i 」(ハワイ・ポノイ)を作詞し、王室のハワイアンバンド指揮者であったヘンリー・バーガーに旋律をつけさせます。これが現在のハワイ州歌で、唯一英語以外の言語で綴られるものです。

カラカウア王は、1881年世界旅行から帰国後、ウクレレなどの外国の楽器も積極的に演奏し、伝統と新しい文化を調和したハワイ文化を作ろうと尽力しました。そんな流れの中で美しいメロディーをもつハワイアン・ミュージックが生まれました。そして、これに振りをつけたのがアウアナ(現代フラ)のはじまりと言われています。
David Kalakaua
一方、リリウオカラニも作曲家(=ハク・メレ)として知られています。幼い頃から音楽に秀で、ピアノやギターも堪能で生涯多くの曲を作っています。中でも、世界でもっとも有名なハワイアンの曲『Aloha 'oe』(アロハ・オエ)は、彼女が作った曲です。
アロハ・オエ

リリウオカラニ女王 : 1838-1917
ハワイ王朝最後の王、『アロハ・オエ』の作曲者として知られています。アロハ・オエは『悲しみの曲』として捉えられていますが、ハワイで作られる詩には、複数の意味があったと言います。(このような作り方を「カオナ」と言います。)言葉の示す表面的な意味とは別の意味が隠されています。
カオナの伝統を念頭に置くと、アロハ・オエにも重層的な意味合いがあると考えられます。愛する人との別れを惜しむ気持ち・再会への希望・ハワイの自然を讃える気持ち・ハワイの起源を語る創世神話など、ハワイアンの伝統と文化を大切にする気持ちがみてとれます。
なお、ホノルルのダウンタウンにあるワシントン・プレイス(現知事公邸)には、アロハオエを作曲した際に使用したといわれるコア製のグランドピアノが保存されています。このピアノはコアの資材をニューヨークに送り、職人の手でグランドピアノに作り上げられ、リリウオカラニ女王に捧げられた歴史あるピアノだそうです。
(一般公開されていますが、必ず予約が必要です。)
リリウオカラニ女王

フラでは、曲の1番を2回、2番を2回・・・というふうに、繰り返して歌います。
これには2つの理由があります。
一つはハワイには文字が無かったため、同じ表現を繰り返すことで踊りや歌が持つ意味をしっかりと伝えるためで、もう一つはハワイでは言葉の持つ力をとても大切にしているからだそうです。
何度も同じ言葉を口にすることで、言葉自身のマナが強まると信じられていたのです。さらに、その言葉に感情が入れば入るほど言葉の持つ力も大きくなると考えられていました。

フラで使う楽器
ハワイを代表する楽器といえばウクレレですが、フラでウクレレが使われるのはアウアナ(現代フラ)だけです。
カヒコ(古典フラ)では、以下に挙げるハワイ古来の楽器が使われます。どれも自然の素材で作られた打楽器です。カヒコは、このようなハワイ古来の打楽器のリズムに合わせて踊られます。
打楽器以外には、儀式のはじまりを告げる時に吹き鳴らすプー(ホラ貝の一種)や、竹製のノーズフルート(鼻笛)などがあります。これらの楽器は、どれも複雑なメロディーを奏でる物ではありません。

 フラで使われる主な楽器

ipuheke uliuli puili ipu
ipuheke
(イプヘケ)
uliuli
(ウリウリ)
puili
(プイリ)
ipu
(イプ)
ひょうたんの中をくり貫いたものを2つ張り合わせて作る楽器。側面を叩いてリズムを奏でます。
へケ(heke)は上段部分のこと。
ひょうたんに似たラアメアという実やヤシの実をくり貫いて、その中にアリイやポエといった実を入れた楽器。羽の着いたマラカスといった感じです。 竹製で、縦に切れ目を入れたスティック。2本1組で使います。スティック同士を打ち鳴らしたり、ダンサーが踊りながら自分の肩や手足を叩いて音を出します。 ひょうたんで作る打楽器。ダンサーが踊りながら叩いてリズムを刻みます。

 その他の楽器

パフ・フラ[pahu.hula]
 チャンターが使う大型の太鼓。ココナッツの木をくりぬきサメか牛の皮を張って作られます。
プーニウ[pūniu]
 ココナッツの実を半分にしてサメか牛の皮を張った打楽器。チャンターが膝にくくりつけて叩きます。
カー[kā]
 プーニウを叩くときに使われる乾燥させたティーの葉を編んで作られた紐。
イリイリ[`ili`ili]
 両手に2コずつ小石を握り、カスタネットのように打ち合わせて音を出します。4コで1セット。
プー[pū]
 ホラ貝の一種で儀式の始まりを告げる時に吹きます。
ウケーケー[`ūkēkē]
 楽弓の一種。15インチから2フィートの長さで1インチ半の幅の木の板に2~3本の椰子の実の紐の弦が張ってある。
ニーアウカニ[nī`au Kani]
 樹脂を剥いだ10センチから25センチの硬い木とココナッツの葉脈もしくは竹のストリップが長さに合わせて結んで作られウケーケーのように弾く。
オヘ・ハノ・イフ[ohe Hano Ihu]
 鼻笛。鼻に当てるところに一つと指を当てるところに3つの穴が開いた横笛のフルート。恋人同士の間で使われていたといわれています。

ウクレレ

 ウクレレ

ハワイ音楽の歴史を一変させたのは、皆さんご存じの「ウクレレ」です。
ウクレレは当初ハワイで「ビラ・リイリイ」(ハワイ語で小さい弦楽器の意)の名で呼ばれていたようです。
ウクレレの歴史は、意外に新しく19世紀後半にポルトガル系の移民によって持ち込まれた「ブラギーニャ」と言われる小型のギターが、その原型と言われています。
ホノルルに着いた移民達は、出迎えてくれた大勢のハワイの人々の前で「ブラギーニャ」を演奏したそうです。
指先で軽快に奏でる様子を見ていたハワイの人々は、「ノミ(ウク)が跳ねているよう(レレ)」だと表現したことから、後に「ウクレレ」と呼ばれるようになりました。
*カラカウア王の妹、リリウオカラニ女王がポルトガルからもたらされた経緯にちなんで「やってきた贈り物」(ハワイ語で、「ウク」は贈り物、「レレ」はやってきたという意味もある)と、ウクレレの意味合いを詩的に解釈したとの説もあります。
ポルトガル人がハワイ移民局に移民の登録を行った1879年8月23日にちなんで8月23日を『ウクレレの日』と定めています。 その後、ハワイ原産のコアの木で作られるようになり、ウクレレは独自の進化を遂げます。
日本では、CD等を用いてレッスンすることが多いようですが、ハワイでは、レッスンの時もウクレレの伴奏に合わせて踊ります。

Keali'i Reichel 「Kawaipunahele」Keali'i Reichel 「Kawaipunahele」

フラ・ミュージックの定番CDと言えばコレ!
「ハノハノ・カ・レイピカケ」「アカカ・フォールズ」など、このCDに収録されたほとんどの曲がフラで盛んに使用されています。
このCDを作るに当たっては、こんな話があります。
資金が不足していたため、ハラウのメンバーがクッキーを焼いてそれを売って、何とか発売にこぎつけたそうです。なんとも、アロハな話だと思いませんか!? ケアリイ・レイシェルは、毎年夏にジャパンツアーを行ってますが、中でも日比谷野外音楽堂の公演はハワイアン・ファンのメッカのようなイベントとして定着していて、毎年大変な盛り上がりを見せています。

Keali`i Reichel Official Web Site(English ONLY)
ビクターエンターテイメント提供のケアリイ・レイシェルのページ
プロフィール、最新リリース情報、アルバム紹介、公演情報等があります。アルバム紹介コーナーでは、一部楽曲の試聴ができますし、着うたの配信もしています。(もちろん有料ですが・・・)


*[Aloha! ハワイアンCD132選 藤崎真一氏 著]より抜粋させていただきました。

 クムフラと音楽

クムフラ=フラの指導者。
フラは、前述したように、詩を理解して体現するものです。
フラにはメレ(=歌)があり、土地にまつわる話や花・木・風といった自然の営みを表現しますから文化的・伝統的な知識だけでなく、音楽的な才能も必要とされます。
多くのクムフラは、自ら曲を作ります。メリー・モナーク・フェスティバルなどでも、教え子のステージ下で演奏と歌でバックアップする姿がよく見られます。
ジョージ・ナオペ氏やフランク・カワイカプオカラニ・ヒューエット氏(*オアフ島・ホノルルで古代からフラを継承する家系に生まれ、著名なクムフラに指導を行う、いわば「先生の先生」という立場の方です。2004年度からメリモナークフェスティバルの審査員)など、自らCDも出しています。前述のケアリイ・レイシェルもクムフラの一人です。

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