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フラファッション
フラの重要な要素である衣装について紹介します。

 フラの衣装の変遷

 フラの本来の衣装は古くから男女ともに変わらないと言われています。ヒダのついたパウで腰からくるぶしまでを覆い、頭・肩・くるぶしにレイを着けます。アクセサリーとして、クペエ・ニホイリオと呼ばれる犬の歯で作ったものを脚に着け、これで音をたてて踊りのアクセントにしました。かつては男女ともに上半身は裸のままでしたが、パウを作るカパ(樹脂)が入手しにくくなったことと、友好関係にあった英国ビクトリア朝文化の影響を受けて、女性は、布のスカートとゆったりとしたブラウス風のムームー、男性はシャツとショートパンツにティーリーフのスカートといった衣装を着用し、露出を抑えた格好で踊るようになっていきます。

 パウ(スカート)

  - パーウー pā`ū -
パーウー : ハワイ語で婦人用のスカート、サロン(腰布)の意味。フラ専門のスカート
※正しい発音は「パーウー」です。パウ(pau)は別の単語で、「終わる」「終えた」「完了」という意味になります。

かつて、フラを演じるときには男はマロかパウ、女はパウを身につけて踊りました。(男性はたいていマロのみで踊りました。)
パウはカパ(樹皮から作られた布地)で作られていました。無地の場合もありますが植物の染料を使って複雑なデザインを施すこともありました。
 *施されるデザインにもそれぞれ意味がありますし、色もメレの意味に応じて使われます。)

 カパ以外にもキー(ティ)の葉や乾燥させたタコノキの葉、イリアウの葉、バナナを梳いた繊維なども素材として使用されました。上半身はレイ以外は何も身につけませんでした。
パウを作るには、ココヤシの繊維などで編んだロープに葉を結びつけていきます。できあがったパウはかなりの重量になるうえに、激しく身体を動かすことがあるため腰にきつく縛りつけなければなりませんでした。
カパ
このようにデザインを施されたカパは「キロハナ」と呼ばれます。

 - キー(ティ) / ki(Ti) -

 艶やかな緑色の大きな葉を、噴水の水が四方に広がるように茂らせます。キーは邪気を払い、土地や人を悪霊から守り幸運をもたらすと信じられており、昔からカフナが身につけラカの神殿に捧げられてきました
フラの衣装としても太古から使用されていたと思われがちですが、実は初めて使われたのはカラカウア王の時代で、誕生してまだ100年ほどしか経っていません。これは、キーが前述のようにとても神聖なものでカフナの魔よけとして使用されていたためダンサーが使う物ではないと考えられていたのではないかと推測されます。
Ki/Ti
女神・ヒナはキーの葉をレイにしたと言われます。
また、葉でパウをつくり根は焼いて食用やアルコール飲料にしました。

 フラのレッスンでは、基本的に「パウ」をはきます。
どのようなスカートかと言うと・・・ウェスト部分に数本のゴムが入ったボリュームたっぷりのギャザースカートでゴムの部分を腰骨に合わせてはきます。練習の時は、上半身はTシャツやタンクトップなど持ち合わせのアイテムを着用します。
 もちろんパウは、ショーの時にも着用しますが練習用とは分別しています。
また、カヒコ用とアウアナ用がありますが、パウは元々カヒコを踊るための衣装です。ゴムなどなかった時代には紐を通してはいていたようです。したがって、現代でもカヒコといえば紐を使用したパウを着用します。

パウスカート

フラは、神に捧げる踊りであったため、踊りの前にお祈りをするなど、様々なしきたりがありますが、その一つとして「パウは足からはかずに頭からはく」という決まりがあります。フラを踊ること・フラを学ぶことに対して敬意を払うために頭からはくのだそうです。

パウは、目も覚めるようなカラーバリエーションとトロピカルな花柄模様や伝統的なタポ柄(アロハシャツによく使われている柄)模様がモチーフのデザインが多いようです。
これらの衣装を選んだりコーディネートするのも、フラの楽しみの一つです。
また、気に入ったデザインの生地を使ってお手製のパウを作るのも楽しいかもしれません。

パウは、前記したように”腰”ではくのですが、これはフラのステップにおいて腰の動きが重要なポイントだからです。ギャザーがたっぷり入ったパウをはくことで、否応なしに腰の動きが強調されます。
また、フラは他のダンスと異なり、手拍子に合わせて踊るものではなく、動作の合間に微妙な”溜め”が優雅さを表現します。曲に合わせてゆらりゆらりとスイングするようなイメージもダンサーにとって必要な感覚です。
これらの条件をクリアするのにパウは必須なのです。

 パウスカートの作り方を紹介します。コチラをご覧ください。

 ムームー

フラには欠かせないムームーですが、その起源は19世紀前半のハワイ上流階級の貴婦人たちの正装です。

オールドムームー
もともとハワイには、洋服はなくアメリカ本土から来航した宣教師とその家族によって伝えられたものです。
自然崇拝に基づくハワイ古来の宗教をキリスト教に改宗させるため、生活習慣を変えさせる目的があり、身なりを整える事も布教活動の一環だったようです。
これらの西洋人の衣装に興味を持ったのが、ハワイ上流階級の貴婦人たちでした。
当時の宣教師婦人たちの装いは、衿つきで胸にヨークのある長袖のドレスで、ウエストを絞り床まである長いスカートでした。ところが当時ハワイでは太っているほど美人と考えられておりウエストのくびれがない人々には不向きでした。そこで、考えられたのが、肩のヨークからいきなりギャザーを寄せたもので、バストの上で切り替えを入れて、そこからたっぷりしたギャザースカートにしてしまいます。
ただ、婦人が肌を露出するのはよくないというキリスト教の教えがあり、長袖で首の回りまで衿がついたデザインが考案されます。これが、ハワイ民族衣装ムームーのオリジナルです。(現存するオールドムームーの現物は、ホノルルのビショップミュージアムに保存されています。)

当時、西洋の貴婦人たちのファッションはウエストを細く絞り裾を長く引いたローブデコルテ。ハワイの上流階級でもそうしたエレガントな装いをまねて、やがて裾を長く引く「ホロク」が誕生します。後ろに引くトレインが長いほどフォーマルの度合いが強いとされていました。
やがて、ハワイの女性も細身になったせいか、ウエストを意識したデザインが出来ます。身体にフィットした形でトレインのあるエレガントなドレスは「ホロムー」と呼ばれました。
最初は、地味な色合いで無地か細かい模様のものが多かったようです。ハワイ王国最後の女王・リリウオカラニは、亡くなるまで常に黒無地のホロクを着用したと言われています。
ホロク

ムームー(mu'umu'u)の語源は、ハッキリと解明されていませんが、下着・寝間着(muu-muu moe po)という説と”cut-off”、”shortened”という説があります。ハワイの服飾史に関しては、資料が少なく、年代や語源を特定するのが非常に困難なようです。ただ、上流階級の婦人たちが着用していた形が、そのまま一般に普及したとは考えにくく、また元来ハワイは暑い国ですから衿首が締まった袖の長いドレスは日常着としては不向きであったと考えられます。
庶民の人々が日常着として着用するために、衿や裾を「カット」し、丈も適当に「短く」するアレンジが必要だったと考えられます。こうして出来た形が、現在のムームーの原型と言われています。
ムームーが、ハワイの民族衣装として世界に広まるのは、戦後ハワイが観光に力を入れるようになってからです。
フラとの結びつきも、定かではないですが、フラは元来、神に捧げる儀式からきた踊りで、昔はムームーとは、無縁でしたが、現在は、コンベンションなどでは、ムームーを着用して踊る姿も定着しています。

 ハワイアンジュエリー

フラを踊るときには、ハワイアンジュエリー等は一切身に着けません。ハラウによっては、時と場合に応じてバングル等を認めているようですが、カヒコでは着用しません。
ハワイアンジュエリー
ハワイアンジュエリーは、1862年リリウオカラニが当時親交の深かったイギリスのヴィクトリア女王の喪中(アルバート公死去の追悼)のために作らせたジュエリーが始まりだと言われています。
このジュエリーは、ゴールドにハワイ語で『Ho'omana'o Mau』(=永遠なる想い)の文字が刻まれ、黒のエナメルが焼き付けてあったそうです
また、親友で女学校の校長先生であったゾイ・アトキンソン女史に自らが作曲した『Aloha O'e』 (=あなたに愛を)の文字を入れたゴールドをプレゼントしたと言われており、その後様々なハワイ文字や植物の模様を刻んだバングルが作られ流行しました。ハワイでは、一種のお守りとして着用し、今ではハワイアン・ファッションに無くてはならないアイテムになっています。
現在は、お祝い事や愛情表現として好きな言葉や、愛する人の名前を彫り入れたジュエリーを作るそうですが、本来ハワイアンジュエリーは一つ一つ手作りのもので、熟練の職人によって手彫りされます。その分高価で20~30万します。また、通常14金という少し硬い金で作られるため、傷が付きにくく、少々乱暴に扱ってもその美しさを保つのも魅力です。
正式な名称は「ハワイアン・エアルーム・ジュエリー」(代々伝わる家宝)です。

 ヘアスタイル

フラを踊る人々のヘアスタイルは、みな同じようにつややかで美しいロングヘアです。
これは、ハワイ人を含むポリネシア人に髪を切る習慣が無かったこと、また髪にはマナ(気やパワー)が宿るとされていたためです。
ヘアスタイル一つとってみても、フラはハワイ文化と深い関わりがあります。

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